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DesignWorkshop チュートリアル(敷地作成)


Part 1 -- 等高線をトレースする


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DesignWorkshopで3次元の敷地モデルをつくる場合には、2次元の等高線画像を使うことができます。このチュートリアルでは、等高線画像をもとに敷地モデルをつくる方法を説明します。

等高線が紙に描かれているならば、そのドローイングをスキャナで読みとってください。この画像をPICTFormで保存すれば、DesignWorkshopで読み込めます。敷地に限らず、平面、立面など、どのような画像でも背景として読み込んでトレース可能です。

一方、DXF形式、object PICT形式や、PowerCADDのScaled PICT形式のドローイングがあるならば、画像をスキャンしなくても、そのままDesignWorkshopのモデリング空間に取り込むことができます。そして、平面ビューでなくてパースビューでも、ドローイングを直接操作できます。

1. チュートリアルを確実に進めるために、敷地図のサンプルをダウンロードしてください。

Site Plan Drawing

PICT 形式画像(Stuff-It 圧縮), ".sit", ~4KB

hqx形式をダウンロードする場合は、次を選んでください。

Site Plan Drawing

PICT 形式画像(Stuff-It 圧縮をbinhex フォーマットにしたもの), ".sit.hqx", ~6KB

2. 等高線画像のPICTファイルが準備できたら、DesignWorkshopのビューを平面図にしてください。ファイル背景の取込から開くを選んで、これから使おうとするPICTファイルを、背景画像として読み込んでください。PICT画像の20ピクセルが、DesignWorkshopの作業空間の単位1つ分に換算されます。つまり、初期設定では、20ピクセルが1フィートということになります。この関係を頭に入れておいて、PICT画像を背景画像として読み込む前に、サイズ調整するようにしましょう。ただし、このチュートリアルでは、PICT画像のサイズ調整を事前に行わず、モデルをつくりあげてからスケール調整を行います。このように、PICT画像を事前にサイズ調整してから使う方法、モデル作成後にスケールを調整する方法のどちらでもOKです。

3. ここで、背景を見やすくするために、めいっぱいの大きさにズームしておきましょう。ツールパレットの右下のズームツールを選んで、ほどよい大きさにズームしてください。また、スナップグリッドの間隔ももっと細かくした方がよさそうなので、編集から環境設定スナップグリッドの間隔を実行して、0.25フィートにセットしてください。

4. それでは最も高い位置を探しましょう。この画像の場合は、右上の角がそうです。大半の等高線をこの角から描き始めます。ポリラインツールを選んで、最高点である右上角から、等高線をトレースしながら、最初の点までぐるりと一周してください。いま描いているのはポリラインのほっとケーキで、すべて描き終えてから、順次、上向きに突き出して、等高線モデルをつくりあげるのです。最初のポリラインを描き終わったら、次のポリラインを描きます。出発点は最初と同じ位置で、また、等高線をぐるりと一周しましょう。同じように、すべての等高線をトレースしてください。

5. たとえば、建物の下に平らな部分をつくるときなど、何本かの等高線は、画像どおりには描きません。等高線が建物の外周と交わるところまで来たら、建物の外周をぐるりと回り込むようになぞって、等高線が建物の外にでたら、また等高線をなぞるようにします。わかりやすくするための下準備として、鉛筆ツールを使って、ポリラインをどう描くかを描き込んでおきましょう。

6. 下準備が終わったら、またポリラインツールで等高線のトレースを続けます。出発点を最高位置である右上の角から始めることを忘れないように。

7. それでは、建物の外周部分をポリラインでトレースしましょう。

8. いま使っている等高線画像には、敷地境界線と寸法が描き込まれていますが、スケール調整は後にして、まず敷地境界線をトレースしましょう。

9. さて、まだトレースしていない等高線が何本かありますね。それらの等高線は、最高点に到達しないので、右上の最高点からは出発しません。


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日本語版URL http://www.arxi.co.jp/olt/dw/tutorial_2-01-j.html
翻訳:高原健一郎(有限会社アーキテクトニクス)